有料会員登録
ライフ

鈴木おさむさん(54)公表の皮膚病「乾癬」って何? 知っておきたい発症しやすい年齢と、特徴的な症状【皮膚科医が解説】

9分で読める
乾癬を患っていることを報告した鈴木おさむさん。一緒に写るのは妻の大島美幸さん(画像:鈴木おさむさんInstagramより)
  • 君塚 靖 えむでぶ倶楽部ニュース編集部 記者
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

「問題は、中学から高校ぐらいで発症する女子です。容姿を気にする年代ですので、メンタル面でのケアも必要になります。乾癬の女性患者の会に話を聞くと、小中高の一番多感な時期は、つらかったという話が多いです。『とにかく体育の時間が嫌』『水泳の時間が嫌』という声も聞いたことがあります」(佐藤氏)

最新の乾癬治療を紹介

乾癬は症状がよくなったり悪くなったりを繰り返す。そのため、症状の程度や生活の支障度に応じた治療法を選択することになる。

尋常性乾癬の場合、通常は外用薬からスタートする。外用薬は、ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、あるいはそれらの配合薬や非ステロイドの外用剤が主に使われる。かゆみがないとつい塗り忘れてしまいがちだが、佐藤氏は「面倒でも患部にしっかり塗ってほしい」と話す。

ただ、塗り薬は爪には効きにくく、頭皮には効くもののすぐに再発してしまうといった問題がある。このように塗り薬だけでコントロールが難しい場合は、ビタミンA誘導体や免疫抑制薬、PDE4阻害薬、TYK2阻害薬といった内服薬が選択肢となる。多くは外用薬+内服薬の組み合わせで治療を進めることが多い。

さらに、医療用紫外線を当てる光線療法もある。紫外線を当てることによって免疫の作用を抑えることで、症状を改善していく。全身を照射する大がかりな装置もあるが、佐藤氏のところではポータブルの装置を使っているそうだ。

これらの治療法で十分な効果が得られない場合は、生物学的製剤による治療(注射)を選択することになる。現在、健康保険で認められているのは、TNFα阻害薬、IL-17阻害薬、IL-17受容体阻害薬、IL-23阻害薬、IL-12/23阻害薬などだ。

また、IL-23受容体を標的とした飲み薬(経口ペプチド製剤)が今年9月、国内での製造販売が承認されたという最新ニュースもある。

これらの薬を使える医療機関は限られており、日本皮膚科学会のサイトで乾癬分子標的薬使用承認施設を探すことが可能だ(サイトはこちらを参照)。なお、乾癬性関節炎に対しては、診断と検査により最初から注射薬や内服薬を開始することが多い。

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数