28日に東京で開催した発表会のデモでは、自治体の広報誌をスマホで撮影してAlexaに送ると、インフルエンザの予防接種など利用者に関係のある項目だけを拾い出し、「今週土曜の朝10時に予定を入れて」でカレンダーに登録した。「西島秀俊さんが出ているサスペンスドラマ」と聞けば、タイトルを言わなくても候補を画面に並べる。
Amazon Alexaインターナショナルで日本とオーストラリアを担当するジャンマリア・ヴィスコンティ氏は「大規模言語モデルの力と、9年間で学んだ音声技術と日本の家庭の暮らし方を組み合わせ、Alexaをゼロから作り直した」と説明した。大規模言語モデルはChatGPTなどの中核にある、言葉を理解して文章を生成するAIだ。
ただしAlexa+は一つの巨大なモデルで動いているのではない。70以上のモデルを組み合わせて、音声の聞き取りや家電の操作、応答の生成といった役割を分担させている。
買い物の相談から学校への欠席連絡までAlexa+が代行する
買い物では「こないだ注文したコーヒーをもう1回」と頼めば再注文でき、商品の比較やレビューの要約を会話で聞ける。デモでは大容量のプロテイン2種類を比べたうえで「9500円以下になったら教えて」と頼み、値下がり通知を設定した。
学校から届いたPDFのお知らせをアプリで送っておけば、遠足の日程を読み取ってカレンダーに入れ、既に入っているピアノのレッスンと重なっていることを知らせる。デモでは欠席を伝えるメールを先生宛てに書くよう頼むと、文面を作って本人のアカウントから送信した。
質問に答えるだけでなく代わりに用事を片付けるAIを、業界ではエージェントと呼ぶ。アマゾンは注文も予約も、実行する前に必ず本人の確認を取る設計にした。声で本人を識別して購入できる家族を限定したり、購入のたびに確認コードを求めたりする設定も選べる。
食べログでのレストラン予約、Uber Eatsと出前館の注文、チケットぴあでのチケット購入は、今後提供する予定だ。


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