「大阪市営地下鉄では79年から、クーラーを搭載した10系の量産が進められており、好評でした。そこで、当社も冷房車を導入することになったのですが、2000形は構造上、クーラーを搭載するにはかなり大掛かりな改造工事が必要であるため、思い切って新型車両を導入することにしたようです」(東野さん、以下同じ)
当時は景気がよかったことも、この判断の後押しになったのだろう。
阪急の知見を生かした8000形
2000形は大阪市交通局の30系とほぼ同じ仕様で造られたのに対し、8000形は完全自社設計とされた。北急は阪急電鉄のグループ会社であり、設計には同社のノウハウも生かされている。
「車体は阪急の新造車を参考にアルミ合金製とし、車内も木目調の内装やアンゴラヤギの毛を用いた座席モケットなどを採用しました。デビュー時はモケットの色がオレンジ色でしたが、後に阪急と同じゴールデンオリーブ色に変更しています」

