御堂筋線は2018年に民営化されるまで大阪市営地下鉄の一路線であり、極端な言い方をすると「大阪市民の税金で造られた、大阪市民のための鉄道」だった。
対して、北急線の区間は全域が大阪市外にある。大阪市の一部局である大阪市営地下鉄が、他市に路線を建設・運営することの是非が議論された結果、この区間は大阪府と民間企業が出資する第三セクターが担うこととなったのだ。
北急の「8000形」と「9000形」
その北急では現在、「8000形」と「9000形」の2車種が営業運転に就いている。8000形は、1970年の開業以来使われてきた2000形を置き換えるため、86年に登場。2000形はデビューからわずか16年で廃車が始まったことになる。腐食に強いステンレス車体の車両としては異例の短命だが、その理由は「車両の冷房化だった」と同社鉄道事業部車両課の東野幸広担当係長は話す。

