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キャリア・教育 #その仕事、人間にしかできません —AI時代に光る、五感と経験のプロたち

「情報は忘れても、感情は残る」 実演販売士がAI時代だからこそ「対面営業の価値が上がる」と語る納得の理由

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ジャンプ中澤さん
実演販売士のジャンプ中澤さんに話を聞きました(写真:ジャンプ中澤さん提供)
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最近は展示会などでも、AI生成の動画を用いたプレゼンテーションが増えているという。ぬいぐるみの「ポン太」とは真逆の存在だ。だが、実演販売士として全国を飛び回る中澤さんは、ポン太を操りながら「対面営業の価値も上がりまくっているんだ!」としゃべらせる。

「展示会にいらっしゃるようなお客様は、既にAIで下調べをされているので、とても詳しいんですよね。世の中に情報はあふれているし、AIに聞けば答えてくれる。だからこそ、感情や体験を手渡せる対面営業が見直されつつあるんだなと、肌で感じています」

「情報は忘れますけど、感情は残りますから」と中澤さんはいう。3日前の夕飯を覚えていない人でも、初任給で買ったものや、初めて告白した日のことは覚えている。情報に興味がない子どもたちも、面白そうなぬいぐるみには寄ってくる。

「お客様のお困りごとも『感情』のひとつでしょう。お困りごとにしっかり寄り添って、2年後3年後のことも考えて提案してくれる営業担当がいたら、『この人から買いたい』と思うじゃないですか。AIがいくら発達しても、そうした人と人のつながりはずっと残ると思うんですよね」

企業から依頼を受け、対面営業のセミナー講師としても活動。写真は美容業界でのセミナーの様子(写真:ジャンプ中澤さん提供)

原点は「心の交流がしたい」

AIに真似できないこととして、中澤さんは「お客様への共感」を挙げる。

確かに、AIはよく「わかります」と答えてくるが、冷静に考えるとあまり説得力がない。生身で経験したわけではないし、私たちと同じ時代を生きてきたわけでもない。

「実演販売では、商品を説明しながら『え~お子さんが3人いて!? もう怪獣のように食べる? じゃあ毎日料理大変じゃないですか……!』とお客様に寄り添っていきます。『この人は私の苦労をわかってくれている』と共感してもらい、徐々に距離を縮めて、最終的に『私が欲しかったものかもしれない』とまで思ってもらうのが、実演販売の醍醐味ですね」

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