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「中国産マグロ」使用でスシローが話題…安全性や品質に問題は?回転ずしチェーンが中国産を使う"安さ"だけではない理由

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「スシロー」の厳選まぐろ赤身
回転ずしの「スシロー」が中国産マグロを使用していると話題だが、その内実とは……(写真:編集部撮影)
  • 山路 力也 フードジャーナリスト/ラーメン評論家/飲食店アドバイザー
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海外調達を進める一方で、国内の生産現場と連携する取り組みは、一見矛盾するようで、どちらも食材の安定調達という同じ課題に向き合うものだ。海外調達に過度に依存すれば為替や国際情勢の変化で調達が難しくなり、国内の生産基盤が弱まれば、いざというときに必要な量を確保できなくなる。海外からの調達ルートの確保と、国内の生産者との関係の維持は、どちらも供給を安定させるうえで重要なのだ。

産地を知ることも大事だが…最も重要なのは“背景”を知ること

中国産をはじめとする海外産食材をめぐっては、過去の食品問題などから不安を感じる人もいるだろう。だが、産地だけをもって安全性や品質を判断することはできない。食品の安全性は、原料の生産・漁獲段階から加工、輸送、保管に至るまで、どのような管理が行われているかによって左右される。中国産であっても適切な管理を経て輸入された食材はあるし、逆に国産であればすべて無条件に安全というわけでもない。

もちろん、企業が安全性を確保する責任は重い。調達先の選定や検査、温度管理、トレーサビリティーなどの管理を、分かりやすく伝える姿勢が求められる。そして私たち消費者も「中国産だから不安」「国産だから安心」という単純な判断をしないことが重要だ。

手頃な価格で、いつでも同じような品質の寿司を楽しめる回転寿司。その当たり前を支えているのは、国内外に広がる複雑な供給網だ。食材の産地を知ることは、食の安全性を考える第一歩である。どこで獲れ、どこで加工され、どのような管理を経て届くのか。そうした背景まで知ることが、これからの外食を考えるうえで重要になるのではないだろうか。

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