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「慶應医は居心地良かった」それでも"東大理3"へ 週3部活&月1ディズニーの仮面浪人中に"模試全国1位"の異常な生活

13分で読める
山下裕佳さん
慶應医学部での新生活を満喫していた彼女が、再び東大理3を目指した理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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――ここからは本番について伺います。共通テストはいかがでしたか?

青山学院大学で受験したのですが、普段行き慣れていない場所だったので、駅で少し迷ってしまって。下見の大切さに気づきました。

試験中の感触としては、数学が難しそうだなと。普段は20〜30分ほど余るのですが、本番は5分ほどしか余らなかったんです。でも、特に問題もなく終えることができました。

――二次試験の1日目は?

国語の開始時間が30分繰り下げになって、問題用紙が目の前に置かれたまま待たされる羽目になりました。そのときが一番緊張していましたね。不安をかき消すように、当時ハマっていた洋楽を頭の中で流して、試験のことを必死で頭から追い出しました。でも、実際に始まってからはなんてこともなく、問題なく終了しました。

――続く数学では、かなり苦戦したそうですね。

本当に焦りました。1時間経っても1問も完答できていない0完で、いつもならそこから崩壊ルートへと向かってしまうのですが、当日はなぜか卓球のときのことが脳裏によぎったんです。

卓球は11点マッチで、特に4点差くらいのときに、メンタルひとつで戦局が大きく変わるんですね。冷静であり続ければ意外と追いつける点差なのですが、喉元まで刃が届いているのも間違いない。プレッシャーに負けて焦るともうダメで、あれよあれよと押し切られてしまいます。だから「ヤバいときほど冷静でなくてはならない」わけですが、なぜか卓球とまったく関係がない東大数学の試験中に、ふとその経験が思い出されたんです。

「相手にリードされているときは焦ったらダメだ」と、心を落ち着けて取り組みました。すると、第4問が直前にやった問題に似ていることに気づいて、無事完答。さらに第2問も、洗練された解答ではないですが、とりあえず答えまでたどり着きました。大学生活を経て、メンタルの持ちようが変わったのが大きかったです。

――1日目を終えた時点での手応えは?

体感では1完で、理3受験生としてはディスアドバンテージだと感じました。でも、昨年の生物でメンタルを崩したまま引きずって落ちたことを思い出して、明日やれることを全部やろうと決めて、寝ることにしました。

試験中に「ジュースを一気飲み」して復活

――2日目の理科はどうでしたか?

普段は飲まないのですが、なんだかエネルギーを摂ったほうがいいような気がして、ジュースを買っておいたんです。朝ごはんは食べないので、ゼリー飲料を飲んで理科に臨みました。

最初の60分で生物を終わらせたとき、明確にエネルギー切れを感じました。そこで挙手をして、試験官に「飲み物を飲んでもいいですか」と聞き、ジュースを一気飲みしたんです。それで体力が回復して、化学は勢いで解き切りました。もしお茶を買っていたら、そうはならなかったでしょう。ジュースでよかったとほっとしながら、これはいけると合格を確信しました。

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