――最後の英語は?
これがあまりにも難しかった。でも、自分が無理ならみんなも無理だろうと思って、とりあえずなんとか取れるところを取っていきました。
特に要約が難しかったですね。初手で解く人も多いでしょうが、なじみのない話題だったので、みんな焦ったのではないでしょうか。リスニングはいつも通り28点取れたので、そこは安心しました。試験が終わったときは、みんなも難しいと感じたはずだし、理科は90点くらい、もしかしたら100点くらい取れていそうだから、これは受かるかな、と感じていましたね。
――面接では、どんなことを聞かれましたか?
まず医者になりたい理由を聞かれたので、慶應との医学への取り組み方を比較して答えました。続いて、医者に向いている自分の要素について聞かれ、精神的に強く、やり抜く力があることに触れました。「1年間慶應で過ごして、今ここにいることがその証明です」と答えると、「本当に1年よく頑張られましたね」と、とても褒めていただきました。
さらに「進振りもあるけど医学部に行く?」と聞かれて、これは通すための質問だな、と直感しました。「医者になりたいので医学部に進学します!」とはっきり答えて、終わりました。
合格の秘訣は「理3に恋焦がれなかったこと」
――最後に、山下さんの合格の秘訣を教えてください。
私の合格の秘訣は、「理3に恋焦がれなかったこと」だったと考えています。
現役時は、絶対に理3に入りたいと強く思っていたので、模試も本番もガチガチに緊張してしまっていたんです。それに、受験勉強ばかりで息抜きも全然していなかった。だからストレスが溜まっていて、自分の実力を思う存分発揮できなかったのでしょう。
慶應に進学してからは、必ずしも理3に行く必要はないと思えたので、浪人期は緊張がほぐれて、本領を発揮できるようになりました。盲目的に目指していると、自分のことや、自分が置かれている状況を客観視できなくなります。焦っているときでも今何をすべきか冷静でいられるように、心に余裕を持ちながら、ほどほどに目指すのがいいのではないでしょうか。



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