話題になっている麻辣湯店は「楊國福麻辣湯」。2003年に中国で創業、現在は日本を含む世界10カ国以上、約7000店舗を展開する麻辣湯チェーンである。
日本には26店舗あり、筆者はそのうちの銀座店を訪問。平日の13時ごろに足を運んだが、店内のレジから続く行列は店の外にまで伸びていた。土日はおそらくもっと混雑しているのだろう。
外観も海外っぽいなと思ったが、店内も中国の現地店舗を連想させる空間だった。店員は、筆者が見た限りでは全員中国人で、カタコトの日本語、店員同士や客との間では中国語も飛び交っていた。客層は女性が約9割。高校生から40代くらいまで年齢層は幅広い。
行列の先に、大量の具材が並ぶセルフ式の冷蔵ショーケースがあった。
筆者は初めて訪れたが、まず注文方法がわからない。説明は一切なかったため、前に並んでいた若者を見習い、ボウルとトングを手に取り、具材を選ぶことにした。
選べる具材は70種類以上
どうやら、ほかの麻辣湯店と同様、好きな具材を自由に選ぶシステムのようだ。ただ、具材の種類は、筆者がよく利用する「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」よりも多いように感じた。調べてみると70種類以上、最大で108種類まで並ぶこともあるという。好きな具材を選んだ後、レジで重さを量り、その重量に応じて料金が決まる。
野菜や餃子、練り物だけでなく、シーフードや肉類も充実している。エビやホタテ、イカ、白身魚なども好きなだけ選べるのは魅力的だが、エビが雑に置かれている様子は気になった。正直なところ、海外旅行先の市場を思い起こさせるような光景で、衛生面に不安を感じてしまった。肉類も冷凍品とみられるが、国産なのか中国産なのか、産地についての表示は確認できなかった。
ちなみに、店内は混雑しており、具材をゆっくり吟味する余裕はほとんどない。どれを選ぼうかと悩みながら列に沿って進んでいくと、あっという間にレジにたどり着く。
行列に並ぶのは大変だと思っていたが、具材選びに夢中になっているうちに会計の順番が回ってくるため、待ち時間をさほど長く感じさせない動線になっていると感じた。


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