レジに進むと、店員から説明もないまま「麺はどれ?」と聞かれた。どれが何の麺なのか、追加料金がかかるのかもわからず、戸惑ってしまった。あとから店内の隅に掲示された案内を確認すると、具材の合計金額が1000円以上になると、好きな麺を80gサービスしてもらえる仕組みだとわかった。
ちなみに、量り売りのショーケースにも数種類の麺が置かれているため、この仕組みを知らずに麺を先にボウルへ入れてしまうと、その分も重量に加算され、料金が想定よりも上がってしまう可能性がある。初めて訪れる人にとっては、少々わかりにくいシステムだと感じた。
スープの種類や辛さも、会計時に選ぶ。定番の麻辣のほか、牛骨やトマトなど数種類のスープがあり、辛さは小辛、普通、大辛、激辛の4段階。今回は、麻辣スープの辛さ「普通」を選んだ。
本格スパイスが香る麻辣スープに、好きな具材を好きなだけ
席に着いて待っていると、5分ほどで店員が席まで運んできてくれた。
スパイスがたっぷりと入ったスープは、中国から取り寄せた20種類以上の本格調味料を使って作られているという。ひと口食べると、舌がしびれるような刺激と、ガツンとくる辛さが押し寄せる。一方で、深みとコクもあり、やみつきになる旨辛なおいしさだ。行列ができるのも納得できる。
ただし、辛さは「普通」でも、食べ進めるにつれてヒリヒリと辛さが増していくため、辛いものが苦手な人には、食べきるのが難しいと感じた。
ちなみに、複数の麺を一度に楽しめるのもいい。筆者はショーケースに並んでいた刀削麺と、サービスでもらえる際には、さつまいも春雨を選んだが、異なる食感の麺を1杯で味わえるのは、具材を自由に選べるこの店ならではの楽しみ方といえるだろう。
また、いか炭団子、紫芋チーズもち、パンダブンモジャなど、珍しい食材も多数。日本の麺料理にはないような具材を味わえるため、つい追加したくなってしまうのもわかる気がした。
SNSでは3000円超えが高いと話題になっていたが、筆者の会計は1520円。想定していたよりリーズナブルだった。控えめではなく、好きな具材を自由に入れたため、食べ終わるとお腹がパンパンになるほどの満足度。エビやホタテ、ラム肉、海鮮団子、野菜、麺も2種類入れてこの価格なら、また来たくなるコスパだと感じた。


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