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2026年9月、日本の65歳以上人口は3624万人を突破した。総人口から見るとその割合は29.6%にのぼる。1950年以降、右肩上がりで推移している状況だ。
高齢化が進む時代に、人手不足が叫ばれている業界はいくつもある。介護業界はその筆頭だろう。
かつて、介護職は3K(きつい・汚い・危険)の代表格だった。低賃金や離職率の高さがやり玉にあげられた時代もあったが、現在は労働条件や処遇の見直しによって働きやすい環境が広がっているという。とはいえ、職場によって実態に差はあるだろう。インターネットやSNSを見ても、介護職へのネガティブイメージはいまだ根強い。
介護はきつい。介護はしんどい。筆者もそういうものだと思っていた。
お祭りムードの介護施設
9月某日。とある施設で、介護職のイメージがガラリと変わる光景を目の当たりにした。
筆者が訪れたのは埼玉県越谷市にある「あすなろホーム越谷」。認知症専門のグループホームとデイサービスを併設する施設で、普段は60名前後の高齢者が利用している。
この日は共生社会をテーマにした「あすなろフェス」という施設のイベントがあり、利用者や家族、地域住民を含め180名以上の人が集まっていた。
入り口に向かうと、カチューシャやブレスレットを身につけたスタッフが立っていて「こちらで受け付けどうぞ」と笑顔で案内してくれた。「名前を書いたら好きな色のブレスレットを選んでください」と促され、右手首に青く光るブレスレットを付けてもらう。
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