上り/下りをあわせたSA/PA利用者数で全国ナンバーワンとなる「海老名SA」(サービスエリア)。なぜ、長きにわたり人気を維持し続けているのか。その背景を、まずは海老名という土地柄から見ていこう。
海老名は、実は「鉄道の町」でもある。小田急小田原線、相模鉄道本線、さらにJR相模線が駅を構える。新宿や横浜だけでなく、相互乗り入れをする東急やJRを介して渋谷、池袋などにも直通する列車が次々と発着する、便利な町だ。
小田急と相鉄線の海老名駅は隣り合っていて、駅前の賑わいはかなりのもの。小田急電鉄の本社(新宿との2本社制)、車両基地(海老名検車区)、さらに小田急の代名詞ともいえる「ロマンスカー」の歴代車両を展示したミュージアムも、海老名駅に隣接している。
上下あわせ休日10万人が訪れるSA
それでも一般に海老名のイメージは、おそらく「鉄道の町」ではなく、「高速道路の町」、あるいは「有名なサービスエリアがある町」であろう。
ジャンクション(JCT)やインターチェンジ(IC)だけでなく、知名度・利用者数ともにトップクラスのサービスエリアがあるからだ。そう、いうまでもなく市名を冠した「海老名SA」である。
なお、1968年のSA設置当時は、まだ高座郡海老名「町」で、市制施行はSA設置の2年後である。70年当時4万5千人あまりだった人口は、25年には14万人を突破。20年から5年間の人口増加率は横浜・川崎市の各区をも上回り、神奈川県の市区町村でトップである。
NEXCO中日本が発表するデータ(2024年度)では、管内の利用者数の第1位が海老名SA(下り)で、平日平均2.8万人、休日平均5.7万人。第2位の「岡崎SA」(上下集約型)をはさんで、第3位が海老名SA(上り)で、平日2.1万人、休日4.5万人。上下をあわせれば、2位の岡崎SAを大きく上回る。休日には10万人以上が訪れるのだ。


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