その中で海老名が別格なのは、東名「横浜町田IC~厚木IC」間という日本で最も高速道路の交通量の多い区間に立地していること、そして「海老名といえば……」とSAの代名詞にもなっているブランドの食品があることである。
下り線に入っている「ぽるとがる」というベーカリーの店頭には、「48時間で27503個販売したギネス世界記録」と大きく掲示されている。もちろん、あのメロンパンだ。
今では1つ400円となかなかの値段で、普通のメロンパンの他にも、ブルーメロンパン、マンゴーメロンパン、富良野クリームメロンパンなど「お仲間」もたくさん売られている。
メロンパンを名物にしているSA/PAや道の駅は、今や全国にある(例えば、メロンの生産量日本一の茨城県にある道の駅「常総」など)が、さすが老舗の貫禄か今も主力商品になっている。
ちなみに上り側には、「はこねベーカリー」というパン屋が入っていて、こちらも箱根メロンパン、箱根スペシャルメロンパンなど、下り同様メロン推し一色である。
誘客の仕組みが満載
ほかにも、6年前にリニューアルオープンしたカルビーの専門店「カルビーキッチン」に、海老名SA限定の海老てんぷら味の「海老名釜揚げチップス」の販売があったり、やはり海老名SA下りで限定販売という触れ込みの「バターカステラ」(メーカーはバターバトラー)が、1日3度だけ時間限定で販売されていたりと、誘客の仕組みが満載である。
食事でも、炙り豚、味噌カツ、カツカレーの3種の味が楽しめる神奈川県産豚の巴丼(3580円)というメニューをイチオシにしているなど、特別感満載の仕掛けは変わっていない。
一方で、特に休日は混みすぎているため、静かに休息したい大型トラックの運転手や一般の利用者は海老名を敬遠し、その先の「足柄SA」まで走っていくという声も相変わらず多い。ブランドが確立したSAの難しさでもある。


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