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ビジネス #第一三共 「抗がん剤帝国」への苦闘

第一三共「女性&開発出身で初」の新代取の素顔 結婚後に現場を離れるが復帰を志願…「患者の近くで働いた経験生かす」

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今年6月に代表取締役に就任した上野司津子氏。臨床開発の現場で培った経験を、どう経営に生かすのか(撮影:梅谷秀司)
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――新卒でサントリーに入社したのが1990年。「男女雇用機会均等法」が施行されてから4年後のことですが、当時臨床開発の現場で女性が働くのは一般的だったのですか。

入社してからしばらくは「臨床開発モニター」と呼ばれる仕事をしていた。開発中の新薬候補の臨床試験を実施している病院を回って医師とディスカッションしたり、患者さんのデータを集めたりする仕事だ。「医薬品の開発の仕事」といえば、多くの人がこういうイメージを抱くのではないか。

ただ、結婚を機にモニターの仕事から離れ、内勤の仕事をすることになった。開発の仕事の中には、モニターをサポートするような事務がたくさんある。取ってきたデータのチェック、臨床試験を実施するために病院と契約するための書類準備、それからどれくらいの患者さんが治験に組み込まれているかをチェックする業務などだ。

これをやりたいと自分で希望したわけではなかったが、「既婚者には外を出歩いたり、出張をしたりする仕事は大変だろうから」という配慮だった。

――現在の感覚だと、なかなかの衝撃です。

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