ケースの選び方も変わる。筆者には、手帳型のフォリオケースのフラップが、外側の画面を頻繁に使う際に手間に感じられた。内側を中心に使うなら印象は変わりそうだが、本体の保護と開閉のしやすさは一緒に考える必要がある。
もう一つ、使いながら意識したのが、閉じる動作とロックの関係だ。筆者が試した状態では、閉じても外側の画面へ操作が引き継がれる。使い終わったつもりで折りたたんでも、それだけではロックがかからず、サイドボタンを押す習慣が必要だった。
この挙動には、開いた状態を基本にしながら、閉じても使えるというDuoの性格が表れている。大きな画面で作業したあと、必要なら外側で続けられる。その連続性と、使い終わりを自分で区切る操作は、セットで身につけることになる。
通話でも、筆者が試した範囲では、閉じた状態なら耳に当てて話せる一方、開くとスピーカーフォンになる。耳に当てて通話したいときは閉じる。形を変えると使い方も切り替わる点は、Duoらしく理解しやすい。
身近な撮影には満足。指紋認証は想像以上に手間
日常的な撮影の満足度は高かった。背面には4800万画素のメインと超広角カメラを備え、料理や手元の小物にも近づいて撮りやすい。専用の望遠カメラはないが、身近なものを撮る用途では扱いやすく、仕上がりにも好感を持った。
一方、使っていて率直に負担を感じたのは、指紋認証のTouch IDだ。
サイドボタンに指を当てる方式で、画面右側には認証を促す青い指紋マークが現れる。登録する指も、持ち方に応じて考えることになる。筆者は右手の親指に加え、左手の人差し指と中指、右手の人差し指があると使いやすそうだと感じた。開閉でき、縦にも横にも持てる分、どの指で触れるかを意識する場面がある。
ロック解除や決済、パスキーを使ったログインなど、生体認証は一日の中で繰り返し使う。Face IDに慣れた筆者には、Touch IDで認証するたびに指の位置を意識することが、想像以上に手間だった。アップルはApple Watchによるロック解除も案内しているが、ここで述べているのはTouch IDを使った際の実感だ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。