「アンブレラ」というウイルスを撒き散らした企業の名前、救急スプレーやタイプライターやショットガンの弾といった原作らしいアイテム、あるいは原作を匂わせるシチュエーションやロケーションは登場するものの、『バイオハザード』を思わせるエッセンスがある、という程度だ。
ストーリーもゾンビに立ち向かって戦うものではない。ウイルスが蔓延して混乱している状況で、逃げ延びつつ荷物を届けるといった展開だ。
こうなるともはや『バイオハザード』らしくないといえるかもしれないが、そもそもこのシリーズの“らしさ”は捉えるのが難しいのである。
『バイオハザード』らしさは「オモロ」
そもそもビデオゲームとしての『バイオハザード』は、ゲーム機の進化にあわせて大きく形を変えてきた。
最初は固定カメラの謎解き重視アドベンチャー寄りだったが、そのうちどんどんアクションゲームになっていった。近年では主観視点・三人称視点のシューティングゲーム(銃を撃つゲーム)にかなり寄っている。
そして、矛盾や設定変更だらけである。たとえば『バイオハザード2』では、主人公のレオンが「アンブレラをぶっ潰すのさ!」と言って終わるのだが、レオンが次に登場した際にはアンブレラはいつの間にかぶっ潰れていた。
『バイオハザード』シリーズはホラーゲームといえるのだが、一方でクリア後のモードで関西弁の豆腐がサバイバルしたりと、頭からギャグに突っ込むケースすらある。


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