防災設備は定期的に点検が行われ、非常時に使える状態が保たれている。では、住民による防災活動は現在どう行われているのか。
防災訓練について、東京都住宅供給公社の青柳繁幸さんに聞いたところ、「白鬚自体が防災用の住宅ということで、自治会さんもすごい熱心です」と語る。
白鬚東地区自治会連合会で防災担当を務める佐久間輝雄さんにも話を聞いた。佐久間さんは再開発前からこの地域で暮らし、住宅を立ち退いたあと白鬚東アパートへ移り住んだ一人である。
「防災団地って冠ついているから意識が高いですよ」と佐久間さん。
防災訓練を40年以上実施
防災訓練は年に1回、秋に実施している。全長1.2kmの団地では、監視室や放送設備が3カ所に分かれており、訓練も3会場で行う。入居以来、40年以上続いていて、当初は1000人を超える参加者がいたという。高齢化に伴い、現在は参加人数も減っている。
訓練では、地震が発生した想定で放送を流し、それぞれの会場に集まる。住戸の安否確認を行い、その情報を無線で集約するほか、非常用給水栓設備から水を出したり、避難広場のマンホールトイレを動かしたりする。
地下の受水槽につながる非常用給水栓も、こうした訓練で実際に使われている。佐久間さんは、災害時のトイレ問題にも関心を寄せ、携帯トイレの使い方を伝える取り組みなどにも力を入れている。


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