ところが、かよは大学時代から付き合っていた男性と24歳で結婚し、仕事を辞めた。相手は不動産会社を営む家庭の息子で、実家には経済的な余裕があった。結婚と同時に都内の一等地に一軒家を購入し、その後、2人の子どもにも恵まれた。
勉強も仕事も、自分のほうが頑張ってきた。それなのに、妹が先に豊かな家庭を手に入れた。さゆりには、面白くない展開だった。妹の幸せを喜ぶよりも、「自分のほうが頑張ってきたのに、なぜ妹ばかり」と思ってしまう。
付き合っていた彼は23歳と結婚
そんなさゆりにも、結婚を考えていた男性はいた。27歳の頃に付き合っていた同い年の彼は、大手企業に勤めるエリートだった。
ただ、当時のさゆりは仕事がおもしろく、結婚は30歳を目前にした頃でいいと考えていた。しかし、その直前に彼から別れを告げられた。同じ会社の23歳の女性と結婚することになったという。
頭が真っ白になった。
自分が結婚したくなったときに、彼も結婚してくれる。そう思っていたのに、彼は別の選択をし、振られてしまった。その後、相手を探し直したが、お眼鏡にかなう男性はなかなか現れなかった。34歳で結婚相談所に入り、年収1000万円以上の男性に申し込むようになった。
美人のさゆりは、お見合いを受けてもらえることが多かった。ただ、会ってみると、条件はよくても、見た目が写真よりも残念で、女性との接し方に不慣れな男性が多かった。
「条件がよくても、気持ちが動かなければ結婚できませんから」と言うさゆりに、「1時間のお見合いではわかりませんよ。判断がつかないときには、もう一度お会いしてみたらどうでしょうか」と筆者は、アドバイスした。
そこで、可もなく不可もなしの男性だった場合は、とりあえず仮交際に進んでみることにした。ところが、初デートでまた採点が始まる。


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