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ビジネス #鉄道最前線

「鉄道業界のAI革命」日立vsシーメンスの攻防最前線 ヨーロッパにない「柔軟性」が日本のお家芸

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ロンドン地下鉄ピカデリー線新型車 シーメンス
ドイツ・シーメンス製のロンドン地下鉄ピカデリー線新型車両。一般の車両より小型だ(記者撮影)

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その真新しい車両は、白い車体にドアの赤色が映えるかまぼこ型、あるいは半円筒形の形状から、ロンドンの地下鉄車両であることが一目でわかる。だが、周囲の展示車両と比べると、一回りも二回りも小さい。

「イノトランスにおもちゃの電車が展示されているらしいよ」――。

ロンドン交通局(TfL)のアンディ・ロード局長が、こう揶揄されたと明かした。

だが、決しておもちゃではない。ロンドン地下鉄・ピカデリー線に導入予定のまぎれもない新型車両。ロンドン市内では4編成が試運転中だ。イノトランスの会場にも完成したばかりの車両が到着、9月24日にお披露目式が行われた。

小さな車両に最新技術

なりは小さいが、最新技術がぎっしりと詰まっている。「非常に精巧に美しく造られた本物の車両だ。今後何十年にもわたってロンドンの成長を支える信頼性と輸送力をもたらしてくれる車両だ。この車両はロンドンにとって完全なゲームチェンジャーになる」。ロード局長の声は自信に満ちていた。

【写真を見る】「おもちゃの電車?」トンネルの狭いロンドン地下鉄に登場したシーメンス製の冷房付きの新型車両は小柄だがデジタル技術を多数搭載した「賢い電車」。AI活用による効率化で競い合う日立もさまざまな新技術を発表している

ピカデリー線の開業は1906年。大深度地下の粘土層を円形のシールドマシンでくり抜いてトンネルを作ったが、当時の技術的な限界からトンネル断面積を小型化せざるをえず、その直径は3.5m程度。ゆえに、トンネル内部を走る車両も必然的に小さくなる。円形のトンネルの断面積を目一杯使えるよう、車両の断面は四角ではなく半円筒型。扉のそばに立つと頭が天井にぶつかりそうになるほどだ。

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