建物の名は「白鬚東アパート」。総戸数1869戸、18棟が連なる団地である。うち1607戸は都営住宅だ。
外観を眺めると、白い住棟に緑色と赤色がアクセントのように入っている。壁面には住棟番号が掲げられている。
住棟と住棟の間には、立派な門のような構えがある。
そこには「第1ゲート 鐘淵門」と書かれていた。ならば第2、第3ゲートもあるのだろうか。
団地の端までに公園や神社なども
そのまま住棟づたいに歩いていくと、緑がしげる小さな公園があった。区立の梅若公園で、その一角には大礼服の銅像が立っている。銅像は、明治の軍人で政治家の榎本武揚。団地と銅像の組み合わせは新鮮だ。
さらに歩くと、今度は鳥居が現れた。「隅田川神社」とあり、鳥居の先をのぞくと、住棟の向こう側へ道が続いている。
歩道に沿って、保育園や商店もある。色褪せた商店街の看板も目に入った。
歩くこと約15分、ようやくいちばん端の住棟までたどり着いた。この間、建物が壁のようにずっと並んでいたのは驚きだ。団地というと、複数の住棟が間隔を空けて並んでいる印象が強いが、なぜここは横一線に連なっているのか。都営住宅を所管する東京都住宅政策本部に連絡し、見学の機会を得た。


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