加えて、当モデルには、ベースグレードの「SL」と、上級グレードの「M」を設定するが、Mには、エンジン停止時も家電などの電源となるサブバッテリーに、600Ahもの大容量のリチウムイオン・タイプを標準装備する。同じく標準設定の12Vクーラーはもちろん、電子レンジや冷蔵庫などの家電製品も使いやすくしている。さらに走行充電機能なども採用。出先で「電気が足りるか不安」といった悩みの解消にも対応する。
ちなみに、当モデルのノクチ(NOCTI)というネーミングは、ドイツの高級カメラブランド「ライカ」製レンズ「ノクティルックス(Noctilux)」に由来するそうだ。開放F値0.95という、肉眼を超える光を取り込める圧倒的な明るさを実現した世界的に有名な高性能レンズの名称だ。
それをインスパイアしたノクチでは、サードシートを取りはずしただけという限られたスペースを最大限に活かし、快適で使いやすい空間を演出。ベッドのウッド製台座には「D:5」のロゴを入れ、夜間などには光るようなギミックで遊び心も採り入れるなど、細部まで丁寧に作り込んでいるという。
シンプルでミニマルな設計が最大の魅力
ノクチの価格(税込み)は、基本架装のベースグレード「ノクチSL」が604万4500円。600Ahリチウムバッテリーや12Vクーラー、室内LED照明を追加した上級グレード「ノクチM」が824万4500円だ(すべて26年7月時点の価格)。
オプションには、エンジン停止中も室内を暖める「FFヒーター」、車内の吸排気が行える高性能換気扇の「MAXファン」なども用意。さらに電子レンジやソーラーパネルなども追加でき、用途や予算に応じて装備を充実させることができる。
ノクチは、加藤モーターがこれまで手がけてきたハイエースなどのバンコンとは異なり、あえて大がかりな架装を施さず、シンプルでミニマムな設計としたことが特徴だ。限られたスペースを最大限に活用する一方、600Ahの大容量リチウムバッテリーや12Vクーラーなど、老舗メーカーならではのこだわりを反映した装備も充実。デリカD:5が持つ高い4WD性能や日常での使いやすさを生かしながら、車中泊時の快適性もしっかり確保している。
普段は買い物や通勤、子供の送り迎えなどに使い、休日にはキャンプや釣り、スキーなどのアウトドア・レジャー、そして車中泊を楽しむ……。そんな1台を幅広く使いたいユーザーにとって、ノクチはキャンピングカー選びの新たな選択肢になりそうだ。


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