結局、学校自体はギリギリのラインで卒業したものの、現役の年は受験すらしませんでした。
「プライドが多少あったのかもしれません。どうせ受けるなら、うちの兄が行っていた早稲田に行きたかったのですが、実力的に届かないから、受験しないという選択をしました」
こうして大森さんは浪人を決意します。
「ストレスの積み重ね」精神に不調をきたした2浪目
大森さんに浪人を決意した理由を聞くと、「自分もできるんじゃないかという変な自信があった」と答えてくれました。
「父と兄が世間的に言えば高学歴の大学を出ていたので、そこそこいい大学に行けるだろうという軽い気持ちで浪人を始めてしまいましたね。今思えば油断でした」
1浪目は代々木ゼミナール大宮校に単科生として通います。4〜6月は集中できましたが、7〜8月からだらけていきました。早稲田はD〜C判定でしたが、秋以降は判定も偏差値も下がっていき、結局MARCHを2校受けて全滅。2浪目に突入します。
「とりあえず続けてみるか」と思って突入した2浪目でしたが、体に変調が表れ始めます。
「夏くらいからメンタル面をやられてしまいました。それから身体に症状が表れて、騙し騙し勉強を続けていたのですが、病気になってしまいました。そこから受験をドロップアウトしてしまったので、その年はどこも受験できませんでした」
後に医師と話した結果、原因は「今までの環境の積み重ね」だったといいます。
「私は地方で育って、比較されながら生きてきました。小・中のスクールカーストでは上位にいたけど、成長するにつれて特技も居場所もなくなっていき、アイデンティティを失っていきました。そのストレスの積み重ねが20歳前後で爆発したというのが、医師と自分の見解です」
高校〜浪人生活の学習環境と人間関係がすべて積み重なって起こった心身の疲労。そのため、2浪の途中で受験から一旦離れ、環境を変えることにしました。


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