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キャリア・教育

厳しい顧問の指導で、懸命に練習し、県大会で優勝…そんな部活の《マネジメントもどき》が社会では通用しない2つの理由

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「部活の指導」と「社会人のマネジメント」が決定的に違う点とは(写真:m.Taira/PIXTA)
  • 原田 隆史 一般社団法人自立した人と組織を育成する協会理事、原田教育研究所代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学教授
  • 下田 直人 一般社団法人自立した人と組織を育成する協会代表理事、エスパシオ代表取締役、特定社会保険労務士、経営コンサルタント
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前述の例でいえば、「ビールのおかわりをすすめる」という店舗での決まり事について、働く人が、どんな気持ちで、どんな考え方で行動しているのかによって結果が変わってくるのです。

やらないと店長に怒られる。怒られるのが嫌だからやる。そもそも仕事は生活するための手段だから、真剣にやる必要はない。そんな気持ちと考え方でやっていれば、良い成果が出ないことは想像に難くないと思います。

怒られるのが嫌でやることはあるかもしれませんが、その状態で長く成果を出し続けるのは難しいでしょう。

また、店舗内の人間関係が悪く、みんなと1つの目標に向かって取り組みたい気持ちになれない。そんな状態であれば、店舗で目標を掲げても、それに積極的に取り組みたいとは思えません。

人は、気持ちや考え方によって行動が決まっていくのです。皆さんも、職場や学生時代を思い出すと、よくわかるのではないでしょうか。

「部活の指導」と「マネジメント」の相違点

このようにお話しすると、次のような意見をいただくことがあります。

中学生のころ、部活の顧問に怒られるのが嫌で、厳しい指導に耐え、懸命に練習し、県大会で優勝した。あの指導がなければ優勝しなかった。

上記のような意見について、2つの問いを投げかけたいと思います。

1つは、中学の部活動は3年間で終わり、大会など近い将来に明確な目指すべきゴールがあります。しかし、社会人としての生活は40年以上続き、部活動のようにわかりやすいゴールがあるわけではありません。転職という選択肢もある中で、40年以上、同じような状態を続けることができるでしょうか。

もう1つは、怒られないようにしようという気持ち・考え方でいたときに、あなたは能動的に考えて行動することができたでしょうか。顧問に怒られないように、指示されたことをしっかりやろうという考え方で行動していたのではないでしょうか。

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