店内はとにかく狭い。席はカウンターのスツールが8つだけ。赤白の市松模様の床に、壁一面の象マーク。返却口の横では、巨大などむぞうくんのぬいぐるみが客を見送っている。決して広くない店だからこそ、そのにぎわいが一層印象に残る。
注文はレジで、提供は早い。目立つのは持ち帰りの客で、紙袋を手にそのまま商店街の雑踏へ消えていく。ハンバーガーを片手に歩くスタイルは、食べ歩きの街・大須によくなじんでいる。
とはいえ、東京出身の筆者にとって、ドムドムはまったくなじみのない存在だった。現在の店舗数は全国で約30店舗。どこでも見かけるチェーンとは言いがたい。
名古屋企業・スガキコシステムズの影響?みそ味のカニバーガーに驚く
メニューには、「丸ごと!!カニバーガー 名古屋みそ味」や店舗限定の「名古屋手羽先風クリスピーチキン」など、名古屋らしさを感じさせる商品が並ぶ。今回注文したのは、カニバーガーの名古屋みそ味(1390円)と、人気No.1の「甘辛チキンバーガー」(550円)だ。
まずはカニバーガー。殻ごと食べられるソフトシェルクラブが丸ごと挟まった一品で、包みを開けた瞬間から甲殻類のこんがりした香りが立ちのぼる。エビやカニに目がない筆者にはたまらない。
そこに合わせられているのが、みそだ。ハンバーガーにみそという組み合わせには驚かされたが、名古屋に住み始めてすっかり慣れ親しんだみその甘みが、カニのうまみと見事にかみ合う。人生で初めて食べるタイプのハンバーガーだった。
1390円という価格はハンバーガーとしては強気だが、名古屋らしさを前面に出したこの一品は、観光客にこそ食べてほしい。大須の新たな名物になってもおかしくない。
なお、この名古屋みそ味は当初この店舗の限定品だったが、9月17日からは期間限定で全国の店舗でも販売されている。
続いて甘辛チキンバーガー。取材時は「ドムドムハンバーガーの日」(10月6日)にちなみ、価格据え置きでチキンが通常の2.3倍、140gになるキャンペーン中だった。


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