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「高エネルギーニュートリノの発見」2026年ノーベル物理学賞の凄さを東大院生が解説 過去には日本人が受賞したことも…

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ノーベル賞
今年のノーベル物理学賞はフランシス・ハルツェンに贈られました(写真:tepp / PIXTA)
  • 亀田 崚 東京大学大学院理学系研究科学生・日曜劇場『御上先生』教育監修
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そして、この素粒子の中に含まれるのが「ニュートリノ」という粒子です。

この粒子は電気を持たずとても小さい粒子であるので、我々の体や地球自体も軽々とすり抜けていきます。だからこそニュートリノを検出するのはとても難しく、一時期は「そんな粒子は存在しないんじゃないか?」と言われていたほどです。

現在の「標準模型理論」で解明されている素粒子たち。これらの素粒子が組み合わさって物質ができたり、力を媒介したりしている(画像:ひっぐすたん)

宇宙からやってくるニュートリノの初観測に成功した人物の一人が日本の小柴昌俊です。カミオカンデという施設で、水を大量にためてニュートリノと水がごく稀に反応する痕跡を見つけ出す実験を行い、宇宙ニュートリノの存在を実証しました。

今年のノーベル物理学賞を獲得した研究の凄さ

ハルツェンが成し遂げたのは「とても高いエネルギーを持つニュートリノを観測したこと」でした。高いエネルギーを持つニュートリノは地球の大気圏などでは生成されにくいため、もし大量に観測されれば、それらの大半は宇宙のどこかから飛んできたものに間違いありません。

なので、高いエネルギーを持つニュートリノを解析すれば、我々から遠く離れた宇宙で何が起きているのかを解明する手がかりにもなるかもしれません。

しかし、今までの実験では、高いエネルギーを持つニュートリノを見つけることができませんでした。そこで彼は「わざわざ人工的に水をため込む必要がある施設を使うよりも、自然にある氷を利用すれば、より大規模に実験を行えるじゃないか!」と思いつき、南極大陸に実際に施設を作って実験を行い、高エネルギーのニュートリノ探索に乗り出しました。

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