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施設で"薬漬け"となった認知症の父親を呼び寄せ介護…群馬「温泉病院」に赴任した50代医師が"現代の湯治"に込める思い

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温泉プールで患者さんと話をする岡田医師
温泉プールで患者さんと話をする岡田医師(写真:筆者撮影)

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群馬県にある上牧(かみもく)温泉病院は、開業1981年。いまもなお温泉プールを使ったリハビリなどを行っている。前編では現在の様子を取材した(前編:松岡修造も利用、群馬「温泉病院」の今…国の方針転換で収益・利用者減も《自己負担120円の温泉プール》を守り続ける訳)。

後編では、この温泉病院に赴任した1人の医師の姿を追う。

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筆者が取材で上牧温泉病院を訪ねた日、患者らの相談にのっていた岡田尚之医師(53)は、膝関節外科とスポーツ医学を専門とする整形外科医で、この病院の副院長である。2023年、三重県伊勢市から上牧温泉病院に赴任した。

柔道で大ケガ…がきっかけに

群馬県安中市出身の彼が医師を志したきっかけは、高校2年生のときに経験した大ケガだった。柔道の試合で投げられ、肩を負傷して入院したのである。「尿道に管を入れられ、2週間寝たきりになりました。親からもらった体に傷をつけてしまったことが、本当にショックでした」と振り返る。

今も柔道は続けている(写真:岡田医師提供)

入院生活の中で、「もっと小さな傷で手術できたのではないか」「そもそも手術以外の選択肢はなかったのか」と考えるようになった。その疑問が、医学の道を志す原点になったという。

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