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施設で"薬漬け"となった認知症の父親を呼び寄せ介護…群馬「温泉病院」に赴任した50代医師が"現代の湯治"に込める思い

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温泉プールで患者さんと話をする岡田医師
温泉プールで患者さんと話をする岡田医師(写真:筆者撮影)
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自身も「当直のときに、温泉浴槽に入るのが楽しみ」だと話す岡田医師。上牧の温泉については、「無色透明で、肌にやさしくなじむやわらかな感触なのでリハビリ向きの湯」だと解説する。

上牧温泉病院の温泉プールに注がれる湯(写真:筆者撮影)
上牧温泉病院の男性用浴室(写真:筆者撮影)

現代版の“湯治”を目指す

「昔から日本人は、湯治(とうじ)といって、体の骨休めをするために農閑期に温泉地に長く滞在していました。湯治に変わって、術後や疾患を抱えた方が、理学療法士のリハビリに加えて、ゆっくりと温泉プールで水中ウォーキングをすることで、無理なく、機能を回復する助けになればと思います」

岡田医師によると「真湯での水中トレーニングと比べて、温泉の場合は含有成分による薬理作用が加わるので、より効率的なリハビリ効果を得ることができると考えられる」そうだ。

今は整形外科医としての知見に温泉医学の知識を重ね合わせ、患者の健康維持や身体の機能回復に温泉をどう活用できるのか、その可能性を模索している。

「群馬県内では、2002年に閉院した群馬大学医学部附属病院草津分院があった草津温泉で、先人たちが数多くの研究成果を残しています。私も温泉の効果のエビデンスを、少しでも積み上げられればと思っています」

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