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施設で"薬漬け"となった認知症の父親を呼び寄せ介護…群馬「温泉病院」に赴任した50代医師が"現代の湯治"に込める思い

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温泉プールで患者さんと話をする岡田医師
温泉プールで患者さんと話をする岡田医師(写真:筆者撮影)
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「1泊素泊まり3500円で、2週間の滞在なら1泊あたりは約1430円です」と事務局の人が言う。昭和の料金体系がそのまま残っているような金額に驚いた。

家族の入院に付き添って滞在し、谷川岳ロープウェイに出かけたり、周辺の温泉巡りを楽しんだりする人もいるという。

「せせらぎ」の部屋(写真:筆者撮影)

今も残る「古き良き時代の医療」

ホームページなどに情報は一切記されていないが、入院患者や外来患者を自宅から温泉病院まで送迎する無料サービスもある。そんなことをしていたら、赤字が膨らむのではないか……? というこちらの疑問を打ち消すように事務局の人が教えてくれた。

「東京からタクシーで来れば片道13万円くらいかかりますが、うちでは入院患者の場合、往復で送迎しています。過去には福島や長野まで迎えに行ったこともあるんですよ」

スポーツ選手や地元住民の足腰の健康を担ってきた温泉病院。採算度外視で今も患者と向き合い続ける。

岡田医師と同院の患者たち(写真:筆者撮影)

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