10月5日に召集される予定の次期臨時国会。9月17日に発足した第2次高市早苗改造内閣にとっては“初陣”となる。
その論戦において野党の格好の攻撃対象となりそうなのが、連立与党である日本維新の会から初入閣した中司宏規制改革担当相だ。中司氏は大阪・枚方市長時代に、清掃工場建設をめぐる談合事件に関与したとして大阪地検に逮捕・起訴され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が確定した経歴を持つ。
今回の改造人事で、高市首相がいわゆる「裏金議員」を複数、閣僚や副大臣などの閣内起用に踏み切ったことで、各種世論調査などで「政治とカネ」に対する批判が再燃しつつある。国会論戦での野党からの厳しい追及は必至。「今後の展開次第では高市改造内閣を揺さぶる大きな火種」(自民党幹部)にもなりかねない状況だ。
中司氏の入閣は棚ボタだった?
中司氏は9月17日の就任会見で、自らの過去について「裁判で一貫して無罪を主張してきた。私は道から外れることはしていない。再審請求も考えたが、再スタートしてやるべきことをやろうと、再び政治の道にチャレンジした。こうした活動をしてきたことは間違っていない」と主張した。
入閣を受けて一部で報じられた新疑惑についても、25日の会見で「20年前のことだが、(記事に)記載されているような事実はない」と明確に否定した。
「しんぶん赤旗」日曜版や「現代ビジネス」が報じた、新たな疑惑。概要は、中司氏が関与した談合事件に関して、談合および収賄罪で実刑判決を受けた元枚方市議の初田豊三郎氏が「ゼネコン側から受け取ったカネの一部を中司氏に渡したと告白した」というもの。事件当時、中司氏と極めて親密だったとされる初田氏が、今回の中司氏の入閣を受けて赤旗や現代ビジネスの取材に証言した内容を踏まえた報道である。


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