「ショウくんと結婚だなんて、リスキーすぎて無理でしょうと。『少し仲良くなるだけ』と思っていたのに、どんどん本気になっている自分にも気づいていました。『私は一体どうなりたいの?』と自問自答しても答えが出ず、曖昧な関係なまま半年が経っていたんです」
あまりに思い悩むユウコさんを見かねた友人は、「一度付き合ってみたら? ダメだったら別れたらいいやん」と。唯一、ショウさんとの関係を打ち明けられた友人の助言を受けて、ユウコさんは意を決して切り出した。
「この関係って、何なんやろうね?」
「想像もしていなかった」20歳年下夫と結婚
後々知ったことだというが、ショウさんが早期に「付き合おう」と言わなかったのには理由があった。中国出身の両親を持つ彼は、文化的背景から「付き合う=結婚も見据える」という価値観を持つ。だからこそ、ユウコさんの人生を左右するような決断を不用意にできなかったのだ。
互いに惹かれ合いながらも関係性を定義することに怖さを感じていた2人だったが、ユウコさんが気持ちを言葉にしたことで交際に発展。晴れて「恋人同士」となった。しかし、最初こそ年齢を忘れて過ごせていたものの、徐々に心に重りがのしかかった。
「彼と一緒にいるのが、とても楽しくて。でも、将来一緒にいることを想像できるほど楽観視はできず。やっぱりいつか別れないといけないよなぁ。でも大好きやしなぁ。『めっちゃしんどいやん、私』って」
交際期間が1年を過ぎた頃から、ユウコさんの葛藤は日に日に大きくなっていく。そのうち抱えきれなくなり、本音とは裏腹の言葉が口をついて出てしまった。すると、意外な言葉が返ってきた。
「そうじゃないねん。オレは結婚をちゃんと考えてるよ」
まったく想像していなかった展開に、「え? ちょっと待って。結婚したいって本当なん?」とユウコさんは混乱。気持ちを落ち着かせて意思の確認をすると、お互いに結婚したいと思っていることが分かった。
当時、ユウコさんは43歳。「子ども」についても話し合ったところ、「子どもを持つことは強く望んでいない」と互いの意見が一致した。「もし、この先に考えが変わることがあったら、実子ではなく別の方法を検討しよう」と彼は話した。


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