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治療薬もワクチンもないまま死者が増え続ける感染症の拡大を、コミュニケーションの力で食い止める――。そんな任務に、国境なき医師団(MSF)の園田亜矢(50)は、この夏没頭した。
「ヘルスプロモーター」として
園田がアフリカ中央部のコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)で向き合ったのは、高い致死率で恐れられる感染症のエボラ病(エボラ出血熱)だ。
彼女は医師でも看護師でもない。「ヘルスプロモーター」として感染拡大の食い止めを図るため、住民の理解と信頼を得て、行動の変化を促した。エボラの封じ込めでは、患者の治療とともに「車の両輪」(園田)として重視される取り組みだ。
状況は今も予断を許さない。感染は過去最速のペースで拡大し、地元当局によると9月13日現在で感染者は7250人以上、死者は3500人を超え同国史上最多となった。


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