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ライフ #国境なき医師団(MSF)

エボラ最前線に立つ日本人女性が医師でも看護師でもない理由 死者3500人超、WHOも緊急事態で必要とされる"対話"

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国境なき医師団
国境なき医師団で活動する園田(写真中央)(©Julien Dewarichet/MSF)
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隔離用ガラスの窓越しに家族の顔を見つめた遺族の多くは、嘆き悲しみながらも、スタッフに「ありがとう」と感謝の言葉を述べたという。「正直、驚きました。私たちの存在、意義を認めてくださった。信頼関係ができた1つの証しかなと思って、うれしかった」(園田)。

約6週間にわたるコンゴでの任務は厳しい毎日だったが、「スタッフたちとときには弱音を吐き合い、支え合うことで乗り越えることができた」と振り返る。

最後の別れの際、遺族が手前のガラス越しから家族に対面できるようにした(©Julien Dewarichet/MSF)

「救うのは、薬でなく人道の精神」

園田が国境なき医師団に参加したのは、2014年から。今回を含め、海外派遣はイラクやナイジェリア、南スーダン、ハイチなど10回にのぼる。現地のプロジェクトを指揮する「プロジェクト・コーディネーター」も経験したベテランだ。

紛争や貧困など厳しい状況に直面する人々の中に入り、健康状態の改善、性暴力被害者のケア、新型コロナ対応などに取り組んできた。身長150センチと小柄だが、その奮闘ぶりはエネルギーに満ちている。

国際人道援助に最前線で関わるようになった原点には、「特派員だった父親の影響もある」という。幼少期に父の仕事でアジアの発展途上国に滞在し、「日本は恵まれている。自分はいいところに生まれて申し訳ない」と感じた。現場に立ち、人と関わる面白さも味わった。

アメリカの大学院で国際開発や人道法を学び、国連機関や日本のNGOなどでも勤務したが、MSFでの活動が一番長い。「飽きっぽい私がこの仕事を続けられているのは、ものすごく尊敬できる人に、フィールドで出会えるから」と園田は言う。

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