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ライフ # ピアニスト牛田智大の今とこれから

12歳でのデビューは"与えられた使命"、成人した自分は当時とは「違うブランド」だと思っている 牛田智大氏インタビュー③

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3回目では、「天才少年」として脚光を浴びた当時の思いが語られる(撮影:今井康一)

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1999年生まれ、12歳でピアニストとしてデビューし、天才少年として注目の的となった。その華やかなイメージの一方、ひたむきな姿勢で音楽に向かい、実直な演奏活動を重ねてきた。ソリストとしては国内外の著名指揮者、オーケストラと多数共演。ソロリサイタルや室内楽にも精力的に取り組んでいる。
現在26歳の牛田智大氏。ロングインタビューの3回目では、「天才少年ピアニスト」と注目を浴びるようになった当時の心境、その後のキャリア観などについて聞いた。
1回目:なぜ音楽は社会の縮図だと言われるのか? そして室内楽は「小さなオーケストラ」ではない
2回目:主張と尊重の間で"中間点"を探す…演奏家同士が異なる音楽観をぶつけ合う室内楽の面白さ
4回目:クラシック音楽家としての役目は「つないでいくこと」、常にお客さんとの会話を大事にしたい

―天才少年と呼ばれた人は、その後の人生が難しいものになる場合もあるかと思います。牛田さんは少年時代から今に至るまでクラシック音楽家としての道をまっすぐに歩んでいらっしゃいますね。浮足立って、あるいは得意になりすぎて大失敗ということがないまま、音楽家としてキャリアを積むというのは、何か特別な心構えをお持ちだったのでしょうか。子どものころから皆に天才と言われて、浮かれたりはしませんでしたか。

デビューしたときはピアノが全然うまくなかったので、そういう心境にもならなかったというか。天才少年、天才少女というのは、年齢に比して優れた技量があり、それを珍しがられて注目されるというのがパターンとして多い。

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