食事は昔から手作りにこだわってきたという。出来合いの総菜や冷凍食品は使わず、買うとしてもできるだけ無添加のものを選んだ。そして、料理は塩分控えめ、薄味が基本。
「食事の量が落ちたというより、少なくても動ける身体になったのは80代になってからかしら。80代はまったく元気で、85歳まで1人で旅行して、川崎市の文化財ボランティアも務めていたんです」(後藤さん)
毎日、自分のために食事を作って、食べて、洗い物をして片付ける。億劫になりませんか? とたずねると、「は?」と聞き返された。
「億劫もなにもそれが生活の前提ですからね。それに小さいキッチンですからね、洗い物を後回しにしたら、山のようになっちゃうでしょ」(後藤さん)
元気がないときは肉、皮膚が乾燥してきたら脂っこいものを
後藤さんにとって“食事は生活の前提”ならば、小森さんは“食は命なり”が信条である。
7種類の食材の頭文字をとった『まごわやさしい』を取り入れて、豆類、ごまなど種実類、わかめなど海藻類、野菜、魚、しいたけなどきのこ類、いも類をバランスよく使って料理するという。塩味や甘味は調味料ではなく、食材の素材の味を生かす。
「ごはんは3食、規則正しくいただいています。食べるものがいい加減だと、身体が教えてくれますね。体力が落ちるし、そうなると集中力や思考力も落ちます。皮膚もカサついて荒れてきたりします」(小森さん)
昔から、人間の身体は口から食べるものでできていると考えてきた。だから、今も元気がないときは肉、皮膚が乾燥してきたら脂っこいものを食事にプラスする。


※ログイン後、コメント入力が可能です。