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ライフ #長寿の食卓

平均年齢86歳「夕食だけ一緒」の超快適シニアライフ…老人ホームとも違う、食事でつながる《ゆるい共同生活》の醍醐味

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おでんせ グループリビング
夕食は入居者全員でいただくというルールがある、グループリビング「おでんせ中の島」(撮影:谷川真紀子)
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食事は昔から手作りにこだわってきたという。出来合いの総菜や冷凍食品は使わず、買うとしてもできるだけ無添加のものを選んだ。そして、料理は塩分控えめ、薄味が基本。

「食事の量が落ちたというより、少なくても動ける身体になったのは80代になってからかしら。80代はまったく元気で、85歳まで1人で旅行して、川崎市の文化財ボランティアも務めていたんです」(後藤さん)

毎日、自分のために食事を作って、食べて、洗い物をして片付ける。億劫になりませんか? とたずねると、「は?」と聞き返された。

「億劫もなにもそれが生活の前提ですからね。それに小さいキッチンですからね、洗い物を後回しにしたら、山のようになっちゃうでしょ」(後藤さん)

「最初はちっちゃいおもちゃみたいなキッチンと思ったけれど、1人分にはちょうどいいの」と話す(撮影:谷川真紀子)

元気がないときは肉、皮膚が乾燥してきたら脂っこいものを

後藤さんにとって“食事は生活の前提”ならば、小森さんは“食は命なり”が信条である。

7種類の食材の頭文字をとった『まごわやさしい』を取り入れて、豆類、ごまなど種実類、わかめなど海藻類、野菜、魚、しいたけなどきのこ類、いも類をバランスよく使って料理するという。塩味や甘味は調味料ではなく、食材の素材の味を生かす。

冷蔵庫から、レタスとチキンコンソメの冷静スープを取り出す小森さん。レタスの外葉も捨てずに活用し、フードプロセッサーでなめらかにしてから煮込む(撮影:谷川真紀子)

「ごはんは3食、規則正しくいただいています。食べるものがいい加減だと、身体が教えてくれますね。体力が落ちるし、そうなると集中力や思考力も落ちます。皮膚もカサついて荒れてきたりします」(小森さん)

昔から、人間の身体は口から食べるものでできていると考えてきた。だから、今も元気がないときは肉、皮膚が乾燥してきたら脂っこいものを食事にプラスする。

小森さんの作った昼食は、ふわふわがんもどきと作り置きの煮物、レタスの冷製スープ、少なめのご飯(撮影:谷川真紀子)
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