『風、薫る』(島田健次郎/佐野晶哉、小川吾郎/甲斐翔真
『おむすび』(四ツ木翔也/佐野勇斗)
『虎に翼』(佐田優三/仲野太賀、星航一/岡田将生)
『舞いあがれ!』(梅津貴司/赤楚衛二)
『おかえりモネ』(菅波光太朗/坂口健太郎)
『あさが来た』(白岡新次郎/玉木宏)
主人公の話を傾聴し、助言を与え、後ろから支えるスタイル。現代のジェンダー観に沿った理想的な関係性に見えるが、作劇としてはさじ加減が非常に難しい。『おむすび』の翔也のように、主人公を支える姿勢が強すぎるあまり、イクメン的な描かれ方をしたが、男性が女性にとって都合のいい「便利使い」に見えてしまう落とし穴もある。
『風、薫る』の直美の夫・吾郎(甲斐翔真)も、直美を絶賛し支え、料理も作ってくれる癒やしタイプであった。彼は比較的、朝ドラで好まれるタイプだったが、出番は短く終わった。
女性を引き立たせるために男性が女性に都合のいい存在になるという問題をクリアしたのが、『虎に翼』だ。
前夫の優三は圧倒的な優しさで主人公を癒やし、再婚相手の航一は対等な法律家同士として議論を交わしながらも、主人公のキャリアを一切邪魔せずに一歩引いて支えた。夫婦別姓を選択するというエピソードも描かれた。あくまで主人公の自立志向を前面に出した作劇が、現代の視聴者に強く響いた。
「シマケン」の属性タイプは…
『ブギウギ』(村山愛助/水上恒司)
『おちょやん』(天海一平/成田凌)
『カムカムエヴリバディ』(大月錠一郎/オダギリジョー)
『スカーレット』(十代田八郎/松下洸平)
主人公のパートナーとなるも、精神的・現実的な負荷をかけてしまうタイプ。『ブギウギ』の愛助はお坊ちゃんで病弱、『おちょやん』の一平は不貞行為で子どもを作ってしまう、『カムカム』のジョーはトラウマで長年働けない。それでも主人公は愛ゆえに受け入れていく。また『スカーレット』の八郎のように、同じ芸術の世界でライバル関係となり葛藤を生むケースもある。
夫婦伴走型も夫が妻に苦労をかけるのだが、最終的にその苦労が報われる。


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