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「騒音トラブル解決人に聞く」隣人が原因とは限らない! 騒音発生源は50m先の地下だった?!「科学的エビデンス」収集術

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生活騒音注意の書面イメージ
騒音の意外な発生源から、マンションの騒音トラブル解消のポイントまで解説 (写真:花咲かずなり/PIXTA)
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4.エレベーター

「『ウーン……』といった低周波(概ね1Hz~100Hzの音。うち1Hz~20Hz程度は耳に聞こえにくい『超低周波音』と呼ばれる)の作動音が、床や天井を伝って騒音となる場合があります。エレベーターと直接隣接しておらず、廊下を1本挟んだ住戸配置でも、床、天井ではつながっていてそれらを媒質にして伝わってきたケースもあります。管理組合、管理会社を経由してエレベーターの再点検を行い、原因を突き止めることが必要になる場合もあります」

住戸との距離感、位置関係によってはエレベーターが騒音源になる可能性もある(写真:Neatley/PIXTA)
5.風による共鳴、振動

「これは非常に稀なケースですが、風速5m以上の南風が発生した時に、低い『ブー』という音が特定のフロアの住戸に発生する事例がありました。近隣にマンションが建設され、なおかつ近い場所に高速道路が通っており、結果、該当住戸の前に風の通り道ができてしまったことで、手すりに当たった風が音を発生させていたというものです。これは手すりの施工を調整したことで解消しました。

もうひとつは最上階の住戸で、これも風速の強い日に住戸内に発生した異音です。調べてみると住戸上階の屋上の避雷針の施工が不十分で、台座に固定されていないことが原因と判明しました。ドライバー1本で締め直して、マンションの躯体にしっかり据え付けたことでなくなりました」

騒音の感じ方は人それぞれ。感情的な直接クレームはNG!

鈴木所長に挙げていただいた騒音ストレスの代表例、実際に気になっている、悩んでいる方はいらっしゃったでしょうか。

ただ、当然のことですが、住人それぞれの受忍限度(※)は異なります。同じ騒音を聞いても全く気にならない人もいれば、極端な例では、「あの人は、意図的に騒音をつくり出して、私に嫌がらせをしている!」と思い込んでしまう人もいます。

※受忍限度は、音量、時間帯、継続時間、頻度、地域性、被害の程度などから総合的に判断される

「後者の事例のような考えに陥る発端は、何気ない日常のやりとりであることが珍しくありません。例えば『隣の家の住人に挨拶したのに無視された。後日、その家の方向から騒音が聞こえてくるようになった……』といったケースです。気になる人はとことん気になってしまい、精神的に追い詰められ、転居してしまう人もいます。

しかし、悩んでいる本人にとっては忌まわしい音であっても、自治体が定めている騒音の規制値上では、受忍限度を超える騒音というのはほとんどありません。訴訟を起こそうとしても、訴えが認められないケースは少なくないのです。

したがって、感情に走ってしまい、発生源と思しき住人に直接クレームを入れてしまうことは避けるべきです。相手によっては、さらに深刻なトラブルに発展する恐れもあるため、まずは管理組合に相談をするようにしましょう」

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