足音だけじゃない!マンション騒音の代表例5選
鈴木所長にマンションの代表的な騒音問題を5つ挙げていただきました。
「生活音の中でも特に多いのが子どもの足音です。以前には親が起きる前、早朝5時くらいから走り回り、下の階の住人に深刻なストレスを与えたケースも。7時くらいにぱたっと止むため、その理由を調べてみると保育園に行くために自宅を出たからと判明しました。
椅子、テーブルなど家具の移動で生じる音も多くあります。床に直接響き、固体伝搬音となって伝わる場合も。同様にスプーンなど、金属製の硬いモノをフローリングに落とした時の音も下の階に響くことがあります。
こうした騒音は、防音・防振マットや厚手のカーペットを床に敷く、椅子、テーブルの脚にクッション性の高いパッド、カバーなどを付ける、遮音等級の高いフローリングに張り替える、などの方法で軽減が可能です」
「給湯器がメンテナンス不足だったり、古くなっていたりすると、キッチンでお湯を出す、シャワーを使うなどした際、『ブォーン』という低音や、パイプを通って『カーン』という管楽器が奏でるような高音が聞こえてくることがあり、この現象を『釜鳴り』と言います。給湯器は各戸のバルコニーに設置されている場合が大半ですが、建物が立て込んでいる場所にあると、釜鳴りがほかの建物に反射して、発生源の特定が難しくなることも。食事や入浴の時間帯など、夜間に発生するケースが多く見られます。
解消するには、給湯器の部品交換やメンテナンス、給湯器そのものの交換などが必要になる場合もあります」
「日射や気温の変化により、住宅の壁や配管などの建材が熱伸縮(膨張・収縮)を起こすことで発生する『カンッ』『パンッ』といった音を『熱音』といいます。朝晩と日中の気温の寒暖差が開く日が多い春と秋に発生しやすく、なおかつ、同じ住戸のなかでも特に日当たりの良い部屋で起きやすい傾向が見られます。以前は『ラップ音』『ポルターガイスト』など霊的現象のように考えられ、気にする方もいましたが、熱音であると判明すると安心される方が少なくありません」

