10月1日、東京都八王子市に異色の医療機関が誕生する。
土日も含め365日、朝8時半から夜9時まで診療する総合クリニックである。手がけるのは医療機関の経営を支援するTENET。八王子に続き、後継者不足に苦しむ地方の診療所を傘下に収め、最終的に全国800カ所で同様の診療所を立ち上げる計画だ。
花房弘也社長によると、今や全国の病院の8割が赤字で、診療所も5割が赤字だという。ビジネスとしての医療は、少子化や人件費の高騰、医療機器など設備投資負担などによって厳しい環境にある。閉院が相次ぎ、地方では医師不足も深刻化している。
新型コロナウイルス禍でオンライン診療が浸透し、病院に足を運ぶ人が減った。コロナが終われば戻ると思われていたが、花房氏によると7~8割程度しか戻らなかったという。「体調が悪いと感じても、医者を訪ねるのは3人に1人」(花房氏)。このままでは日本の医療の現場はますます悪化するとの危機感を持った。
冒頭の「八王子総合クリニック」の院長に就任する石川浩平医師は、「コンビニに行くように、気軽に足を運んでほしい」と語る。通常の時間帯に加え、出勤前や勤務後の会社員が受診できる時間帯も対応する。
早期発見、早期対応が可能
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