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ビジネス #CISOの履歴書 「最高情報セキュリティ責任者」というキャリア

「人を変えて守るセキュリティはうまくいかない」、元国連CISOが壮絶な経験を経て辿り着いた組織防衛の解

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蓮見祥子 スターバックス コーヒー ジャパン サイバーセキュリティ部部長、元国連CISOグループ共同議長
国連時代の蓮見氏(写真:蓮見氏提供)

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「CISO(Chief Information Security Officer)=“最高情報セキュリティ責任者”」とは、企業や組織の情報セキュリティ戦略を統括する極めて重要な存在だ。日々サイバー攻撃や情報漏洩の脅威に晒される中で、どのように情報資産を守り抜いているのか。
多種多様な業界のCISOに、独自の事情を踏まえた課題と工夫を尋ねる本連載。組織の数だけセキュリティの難しさがある――。同じ「資産を守る者」として、きっとためになる発見があるはずだ。

スターバックス コーヒー ジャパンでサイバーセキュリティ部部長を務める蓮見祥子氏は、国連機関のCISOとして、約500拠点のセキュリティを担ってきた。国家の支援を受けたサイバー攻撃や国際的な詐欺にも対応した蓮見氏が、国連で徹底して教えられたのが「人間に変化をたたきつけるな」という考え方だ。

文系からITの世界へ進み、国際機関で経験を重ねた蓮見氏は、なぜ技術だけでなく、人や組織を動かすことを重視するようになったのか。これまでのキャリアと、セキュリティを経営課題として根づかせる方法を聞いた。

姉に背中を押され、文系からエンジニアへ

――海外で学び、文系からエンジニアへ進んだのは、どのようなきっかけだったのでしょうか。

この連載はこちら

姉の影響が大きかったですね。当時は、女性が日本でキャリアを築いていくのが今ほど当たり前ではない時代でした。

そんな中、交換留学から戻った姉に、これからキャリアを積むなら「外に行きなさい」と勧められたんです。私はそのまま日本の大学へ進むつもりだったのですが、英語も話せないまま、遠足のような感覚でオーストラリアへ行きました。

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