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企業価値評価の第一人者・ダモダラン教授が教える、若い企業の価格づけと資金調達の仕組みとは

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投資
若い企業の価格付けの仕組みとは(写真:チキタカ(tiquitaca)/PIXTA)

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企業価値評価の第一人者として世界的に有名であり、この業界で長く活躍しているニューヨーク大学スターン経営大学院金融学教授のアスワス・ダモダラン氏の渾身の力作『コーポレート・ライフサイクル』がこのほど翻訳出版された。
金融や投資におけるあらゆる出来事を説明する「統一理論」を探求して書かれたという本書がカバーする範囲は広い。そのなかから、若い企業の価格付けに関する記述の一部を編集・抜粋してお届けする。

若い企業には、創業初期の時代を生き抜くための資本が不可欠だ。歴史的にその資本を提供してきたのが、若い企業につきものである倒産リスクを受け入れる覚悟を持った投資家たちだ。

資金の出し手は誰か

『コーポレート・ライフサイクル: 投資と経営の解像度を高めるフレームワーク』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

非公開企業の資金調達源としてのベンチャーキャピタルは昔から存在したと思うが、現在のような体系化されたベンチャーキャピタルは比較的歴史が浅く、初期のころはアメリカが中心だった。

初期のベンチャーキャピタル投資について解説するため、トム・ニコラスはベンチャーキャピタルの歴史に関する考察の中で、19世紀アメリカの捕鯨事業を振り返っている。

捕鯨事業は成功すれば大儲けできたが、失敗の可能性が高かった。また、19世紀終盤から20世紀初頭にかけての鉄道の敷設には莫大な資本が必要だったが、その資本を提供したのは、おもにアンドリュー・メロンやJ・P・モルガンといった銀行家たちだった。

組織化された資金調達源としてのベンチャーキャピタルの歴史は、1946年にジョルジュ・ドリオが創業したアメリカン・リサーチ&デベロップメント(ARD)までさかのぼる。

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