・4年後の企業の価格=5000万ドル×5=2億5000万ドル
・現在の価格=2億5000万ドル÷(1.40の4乗)=6508万ドル
価格付けのプロセスが交渉の道具と化す
これは企業のファンダメンタルズ(基礎的な経済指標)と緩く結びついているだけの純粋な価格付けにすぎないため、このプロセスは交渉の道具と化してしまう。
例えば、ベンチャーキャピタリストは、
・4年後の収益を低く、
・その収益に掛ける倍率を低く、
・そして、目標利益率を高く見積もろうとする。
そして、創業者はその逆を主張する。
本質的価値評価に慣れ親しんだ人々からすると、目標利益率は割引率のように見えるかもしれないが、実際は違う。ある意味、この値は「つくられたもの」だからだ。
例えば、2022年7月の時点で、シード資金を提供するベンチャーキャピタリストたちは、資金調達を求める企業の価格付けの際、目標利益率を50%に設定していた。
この目標利益率は、年間リターンとしては法外に高く思えるが、長期的な平均を見てみると、ベンチャーキャピタリストがシード資金の投資で得た年間リターンは20%に近いものだった。


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