スライスチーズは1枚(+90円)、ビーフパティ(S)は1枚(+250円)など、タッチパネルから10種類以上の具材を追加できるため、筆者は「プリクックドベーコン」3枚(+250円)を追加してみた。バーガーにカリカリとしたベーコンが加わり、食感のアクセントになった。
ウェンディーズ・ファーストキッチンにあまり行ったことがない人には、フライドチキンもおすすめしたい。カラッと揚がった衣はサクサクで、チキンはやわらかく、肉厚でジューシー。食べ応えも抜群で、バーガーと一緒に注文したくなる一品だ。
おもち月見だけでは勝てない? 激しくなる月見商戦
そもそも、「ウェンディーズ・ファーストキッチン」の歴史をご存じだろうか。きっかけは、サントリーホールディングスの完全子会社だったファーストキッチン(東京・新宿)の全株式を、ウェンディーズ・ジャパンが買収したことにある。
その後、アメリカ発のハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」と「ファーストキッチン」が融合したコラボレーション店舗として、2015年から「ウェンディーズ・ファーストキッチン」がスタート。現在では70店舗以上を展開している。
「ウェンディーズ・ファーストキッチン」へのブランド転換を進め、再建を図っている一方で、2025年末には投資会社「ロングリーチグループ」が全株式を売却するとの話も浮上している。
同社は、月見商戦で存在感を示すことができるのか。今回のおもち×たまごという組み合わせはインパクトがあり、SNSでも話題となった。バーガーにおもちを挟むという発想は珍しく、同社ならではの個性ともいえる。
ただ、ライバルは強い。マクドナルドは秋限定メニューに「北海道産バターとあんことおもちの月見パイ」を、ケンタッキーは「おもちと濃厚カスタードの月見パイ」を販売するなど、おもちを使ったメニューを販売している。バーガーにおもちを使用している点では「ウェンディーズ・ファーストキッチン」の独自性が際立つものの、月見商品全体で見れば「おもち」という要素そのものの目新しさは、徐々に薄れていく可能性もある。
ファストフード店の月見バーガーは、毎年多くの消費者から支持を集める人気商品。SNSでバズった今回のおもち月見は、昨今トレンドであるギルティで背徳感のある組み合わせも時代にマッチしたのかもしれない。
果たして、今年の月見商戦を制するのはどのチェーンなのか。各社がしのぎを削るなか、今後も月見バーガーのさらなる進化に期待したい。


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