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ライフ #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

「子どもが漫画やラノベしか読まない」→バカな子に育つ?読書させたい親がやりがち"逆効果"なNG行動とは

7分で読める
ドラゴン桜
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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先に、自分の結論をお伝えします。

読書の入り口は、何でもいいと思います。漫画でも、ライトノベルでも、雑誌でも、Web小説でも構いません。子どもが自分から「読みたい」と思い、続きを知りたくてページをめくっているなら、それは立派な読書体験です。

もちろん、これは「何のルールも設けなくていい」という意味ではありません。年齢に対して刺激の強すぎる内容や、違法・有害なコンテンツについては、大人が配慮する必要があります。読書に夢中になって睡眠時間を削ってしまうなら、生活上のルールも必要でしょう。使えるお金に限度がある以上、本の購入について家庭で約束を決めることもあります。

しかし、「生活時間を守ること」と「読むジャンルを格付けすること」は、別の話です。

「小説なら夜遅くまで読んでもいいけれど、漫画は30分まで」

「歴史の本なら買ってあげるけれど、ライトノベルは自分のお小遣いで買いなさい」

このような線引きをすると、子どもには「親が認める読書」と「価値の低い読書」があるように見えてしまいます。

自分が制限しないでほしいと考えているのは、まさにこの「ジャンルによる格付け」です。

東大生も漫画やラノベを読んでいた

私はこれまで、東大生を対象に、読書体験や家庭環境について何度もインタビューやアンケートを行ってきました。

もちろん、東大生の育ち方が唯一の正解ではありません。また、漫画を読んだから東大に合格した、という因果関係が証明できるわけでもありません。

そのうえで、私が聞いてきた範囲では、「子どもの頃から名作文学だけを読んでいました」という人よりも、漫画やライトノベル、図鑑、ゲームの攻略本など、本人が好きなものに徹底的にハマっていた人のほうが、圧倒的に多いという印象があります。

「歴史漫画を全巻読んで、そこから戦国時代に興味を持った」

「ライトノベルのシリーズを夢中で追いかけるうちに、長い文章を読むことが苦にならなくなった」

「漫画に登場した科学技術が気になって、関連する新書を読むようになった」

「好きなスポーツ選手の自伝から、ノンフィクションを読むようになった」

そんな話が、次々と出てきます。

少なくとも、「漫画やラノベを読んでいると頭が悪くなる」「漫画を禁止しなければ難関大学には行けない」という単純な説は、私が見てきた東大生の姿とは一致しません。むしろ、何かを好きになり、夢中で読み込んだ経験が、その後の知的好奇心の土台になっていることのほうが多いのです。

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