「近所の方が集まって話すなど、コミュニケーションの場になっているのを感じます。『ここで初めて友だちになった』というお客さまの話を聞くと、銭湯が本当に地域のコミュニティになっている、と実感。家族で来ていた小さな男の子が数年経って話しかけてくれることも。日々の中で子どもたちが大きく成長した姿を見る喜びも味わえます」(COCOFUROますの湯 日高さん)
また、もう一つ、子どもたちが集まる場所になっているのが2023年8月にオープンした駄菓子屋「パンだがし ほんわか堂」です。御嶽山エリアの小学校が母校という店主の中村成吾(なかむら・せいご)さんは、大学時代に塾講師のアルバイトをする中で、子どもたちのある変化に気づいたと言います。
「今の子どもたちは、知らない大人と話す機会が少なくなっているように感じます。先生以外の大人と話す場所、日々をちょっと楽しく過ごせるような居場所が必要なんじゃないかと思い、駄菓子屋を始めました」(パンだがし ほんわか堂 中村さん)
週5日オープンしているほんわか堂には、放課後になると近所の子どもたちが自然と集まってきます。子どもたちの笑顔が、大人にとっての“ご近助”の原点ともいえる温かさをつくっているのかもしれません。
駅のそばには、街の入り口となる老舗書店も
御嶽商店街の中でも存在感を放つのが、約50年前に創業した藤乃屋書店です。現在、店主を務める甲地康代(こうち・やすよ)さんの父の代に御嶽山に出店。地域に定着し、25年前から甲地さん姉妹が店を支えてきました。

