消防団では仕事を持ちながら20代~70代の老若男女25名のメンバーが活動しています。スローガンとして掲げる「守ろう、この街。この未来」の“未来”という言葉には、子どもたちへの思いが込められているそう。
団員の一人であり、現在、子育て中の40代男性は「イベントや訓練を通じて地域の方々の顔が分かっていることが、いざという時の力になる。この街では子どもたちも安心して育てられると感じている」と言います。
大田区では、学校防災活動拠点や地域防犯パトロール、こどもSOSの家なども整備され、防災・見守りが生活に近いところで機能している様子。
地域に愛される銭湯や駄菓子屋も。個人商店が担う“地域のハブ”としての役割
地域のにぎわいや「ご近所」の要として“地域のハブ”としての機能を実質的に担っているお店が点在していることも、この街の大きな特徴です。
例えば、古くから文化として根付いている銭湯文化もその一つ。大田区内には33軒の銭湯があり(2025年12月時点)、その数は東京都内でトップです。
久が原駅前にある「COCOFUROますの湯」は、昭和30年代(1950年代)から地域に親しまれてきた銭湯「益の湯」を、2019年3月リニューアルオープンという形で現代的に再生した施設です。都内固有の天然温泉・黒湯を引き、地域住民だけでなく、羽田に近い立地を生かして遠方からも多くの人が訪れます。
店長の日高晃治(ひだか・こうじ)さんは、銭湯が担う地域コミュニティとしての役割について語ります。

