仕事は1人では進みません。相手を助ければ感謝もされ、チームの仕事が前に進みます。このように付随する価値もあるからこそ、多くの人は頼まれごとには、できるだけ応えようとしているはずです。
ところが、いつも人の力になっているのに、「どこか報われていない」と感じることはないでしょうか。
時間を割いて協力しているのに、自分の仕事がやりやすくなったわけでもない。新しい知識が増えた実感もない。むしろ、頼られることだけが増え、自分の仕事は思うように前に進まない。そんな違和感があるなら、頼まれごとへの向き合い方に原因があるかもしれません。
実は多くの人は、「頼まれごと」を「その場のお手伝い」として終わらせてしまっています。真面目な人ほど、「困っている人を助けなければならない」「頼られた以上は期待に応えたい」と考えます。そのため、目の前の依頼を解決することだけに意識が向き、その経験を「次の仕事」や「自分の成長」につなげるという発想が抜け落ちてしまうのです。
本来、頼まれごとには次のような価値があります。
・他部署や顧客との接点を作れる
・自分の強みを知ってもらえる
・信頼関係を築き、新たな仕事を任せてもらえる
こうした積み重ねで、かかわれる仕事は少しずつ広がっていきます。「新しい経験」を積む機会が増え、より大きな仕事や新しい役割を任されるようになるでしょう。
頼まれごとを、「次の仕事」や「自分の成長」に活かそう
①知識を1つ持ち帰る
まず意識してほしいのは、「この頼まれごとから、自分はどんな知識を得られるだろうか」と考えることです。たとえば、他部署の担当者から相談を受けたとします。そのとき、「どのような課題を抱えていますか」「普段はどのような業務をされていますか」と一歩踏み込んで聞いてみれば、その部署への理解が深まり、新しい知識を得られます。


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