オンプレミス型のAI提供は顧客サーバーやデータセンター内へのインストール(デプロイ)などの初期費用、トレーニングや保守運用費用も顧客が支払うため、大型契約になりがちで、利益率は高かった。
しかし数量の面では圧倒的にAPI、クラウド経由のサービスの方が簡便でコストが低い分、多くの需要を見込める。26年上期の粗利益率が前年同期の50%から26.4%に低下したにもかかわらず粗利益総額が膨らんだのはこうした事情によるものだ。
智譜「GLM-5.2」、アンソロピックや月之暗面と性能競う
とはいえ中国のAI開発競争は一段と激しくなっている。智譜AIは6月中旬、最新の大規模言語モデル「GLM-5.2」を発表した。
高いプログラミング能力を武器に、主要なプログラミング性能の面では相次いでオープンソースモデル(AIの性能を決定づける各要素の重みを決める係数、パラメーターの内容や学習データ、ソースコードなどを公開しているモデル)における最高評価を獲得したほか、AI評価ランキング「コード・アリーナ」では世界2位となり、アメリカ・アンソロピックの「Fable 5」に次ぐ位置につけた。モデル発表後、智譜AIの株価は上昇、6月22日には時価総額が1兆香港ドル(約20兆円)を突破した。
しかし、7月17日には、中国のAI新興企業「月之暗面(ムーンショットAI)」が2兆8000億パラメーターを持つ「Kimi K3」を発表。これは当時、最大規模のパラメーター数を持つモデルとなり、AIの知能水準でもGLM-5.2を上回るとの評価が広がった。
これに対抗し、智譜AIは8月14日と27日に相次いで「GLM-5.3」および「GLM-5.3-Flash」を発表した。複数の公開ベンチマークテストでKimi K3を上回り、オープンソースモデルの性能ランキングで首位を獲得したとしている。
(財新記者:楊子鋭)
※中国語原文の配信は8月31日


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