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【医師が解説】"明らかに調子が悪い"のに病院で「異常なし」と言われてしまう真因 検査で現れない「不調」の正体は?

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体調不良の女性
検査で「異常」が見つからなくても、体のつらさや不調は紛れもなく「本物」です(写真:Luce/PIXTA)
  • 前島 圭佑 リウマチ専門医、医学博士

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明らかに体の調子が悪いのに、何度、病院で検査しても「異常はありません」「特にどこも悪くありません」と言われてしまう――そんな原因不明の不調に悩まされる人が増えています。内科クリニック院長を務める前島圭佑さんは、「検査で異常がないからといって、体に問題がないわけではありません」と言います。
本稿では『わかっているのに、なぜ体にいいことが続かないのか』から一部抜粋・再構成のうえ、検査数値に出てこない「機能性障害」の捉え方と、不調との向き合い方をお伝えします。

異常は見当たらないのに不調という事実

本稿を通じてぜひ知っていただきたいのが、「機能性障害」という病気の捉え方です。

この概念を理解するだけで、「長年の不調の謎が解けた」とおっしゃる患者さんを、私はこれまで数多く見てきました。

私たちが「病気」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、おそらく「体のどこかが壊れている状態」ではないでしょうか。

胃に穴が開く胃潰瘍、肺に炎症が起きる肺炎、あるいはがんであれば腫瘍という「形」の異常が検査ではっきりと確認できます。

このように、臓器や組織の「形」に目に見える異常がある病気を、「器質性障害」と呼びます。

器質性障害は、車で言えば、ボディがへこんでいる、タイヤがパンクしている、ガラスが割れているなどのような状態です。

見れば、どこが壊れているかがわかります。

これに対して「機能性障害」は、胃カメラで見ても胃はきれいで、血液検査をしても異常値は出ない。レントゲンやCTを撮っても異常は見当たらない。

それなのに、胃の調子が悪かったり、体がだるかったり、痛みが続いたりする。

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