飲み会の席で上司が何気なく言った一言が、翌日の業務に影響することがあります。
「昨日の話、やっぱり気になっていて」
そんなふうに持ち出されると、飲み会での発言が評価対象になったように感じられます。
若手社員からは、「飲み会なのにずっと気を張っている」「本音を言ったら翌日後悔する」という声が多く聞かれます。
飲み会がオフの場ではなく、オンの延長になってしまったことで、本来の「距離を縮める」という機能が失われているのです。
価値観のズレが、飲み会をより複雑なものにしている
「今日は無礼講だから」
この言葉は、かつては場を和ませる便利なフレーズでした。しかし現在では、むしろ危険な言葉になっています。
無礼講を盾にした、次のような行為は、すべてハラスメントに該当する可能性があります。その後、問題にならないはずがありません。
・相手のプライベートに踏み込みすぎる
・容姿や性格に関する冗談を言う
・飲酒を強要する
・性的な話題を持ち出す
この変化の背景には、ハラスメントの法制化にプラスしてコロナ禍があります。
数年間、飲み会がほぼ消滅したことで、「飲み会は本当に必要なのか」「行かなくても仕事は回る」という価値観が広がりました。
さらに若手世代はプライベートの時間を重視する傾向が強く、「飲み会=拘束」と感じる人も少なくありません。
一方で管理職側は「飲み会で関係性を作る文化」で育ってきたため、「飲み会がないと距離が縮まらない」という感覚が残っています。


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