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また「ちいかわ」が人を狂わせた? マックに続き、くら寿司もコラボで問題…それでも企業がIPコラボをやめられないワケ

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ちいかわ くら寿司
9月30日まで予定していた「ちいかわ」とのコラボの中止を決定した「くら寿司」(撮影:今井康一)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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過去にもキャンペーン賞品の買い占めや横領は起きていた。しかし、以前は転売目的というより、「自分が欲しい」「友人・知人にあげたい」といった個人の欲望を満たすために行われるケースが多かった。

しかし現在では、スマホ1台あれば、誰でも簡単に商品を出品できる。

限定グッズが高値で売れることがわかれば、そのキャラクターにまったく興味のない人まで「お金目当て」でキャンペーンに参入する。

需要が高まればフリマサイトでの価格が上がる。価格が上がれば転売目的の購入者が増える。それによってさらに品薄となり、その状況がSNSで拡散されることで、さらに需要が高まる。

くら寿司とメルカリが不正転売について対策をとると発表した後(9月8日11時現在)も、高額出品がなされていた(画像:メルカリサイトより)

これまで述べてきた3つの背景の相乗効果によって、キャンペーンが大きな効果を生むのみならず、負のサイクルも生み出してしまうことになった。

今回のくら寿司の問題では、さらに従業員による横領まで起きてしまった。人気が高まり、フリマサイトで高値がつけば、店舗内に保管されている景品そのものが金銭的な価値を持つ。結果として、それが内部関係者による不正の誘因になってしまう可能性もある。

完全な「トラブル防止」は難しい

企業側に抜本的な対策を求める声も大きいが、実態としてはそれもなかなか難しいのが現状だ。

くら寿司は、景品について原則として鍵付き倉庫で保管し、社内規定に基づいて管理していたとしている。それでも今回、不正は発生した。

筆者がキャンペーン企画を担当していた際も、キャンペーン当選者への発送後に賞品がどこかに消えてしまう――ということが起きたケースがある

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